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Posted by みやchan運営事務局 at

2010年08月23日

言葉を掴むには・・・



南頂をすぎたお月さま。

日付けは変わりましたが、
22日の午後より。

今日は、午後に興南ナインの記事をよんでブログを書いたあと、今の自分の気持ちを表せる心にある言葉を求めて外にでました。

歩いて。


20分ほど歩いて宮崎神宮駅近くまで来て
そのあとは、電車で南宮崎駅まで。
電車を降りてすぐ近くにある宮交シティーのショッピング街へ。
いつもしている眼鏡をリュックに直して、少しぼやけた状態で店内を歩きました。
たまには物や人がはっきり見えないものもいいものだと思いながら、1階から2階へとエスカレーターをあがって行きました。


3階のに上がった時に書店の店先に掲げてあった文書に目が止まりました。
「いのちをいただく」という本を説明した文書。
皆の命をつなぐために誰かがやらなきゃならない、重く大事なしごとがある、そんなものでした。
絵本仕立てでルビが振られたその本を店内に入るなり、一気に読みました。
普段想像だにしない視点から、自然な分かりやすい表現で、ストレートに入ってきました。
最後は最愛の牛の名前を呼び、
その牛に感謝をし、
そして、その牛を食する女の子で締めくくるものです。
思わず、熱いものがこみあげてきました。
宗教や命の教育という構えたものとは違い、純粋に命を頂いて私の命があり、命のバトンで私が在ることを感じさせてくれました。
どんな人でも、動物でも、等しく命は頂いてあり、繋がってあるというごく当たり前でとても大事なことを。



その本の後に店内を見て回って目に飛び込んだのが、
斉藤里恵さんの「筆談ホステス 67の愛言葉」
耳がきこえない青森出身の彼女が、銀座で筆談でホステスを勤める中のお客さんとのやり取りから選ばれたもの。
それなりの苦労を経ながら、人とのつながりを大事に感謝をしながら生きてきたであろう、と推察される言葉の数々。
彼女の手書きがそのまま掲載されているので余計に響きます。

《憂いがある人のそばに、人がいたら優しくなれる》
《難題が無い人は、無難な生き方。難題が有る人は、有難い生き方》
《涙を止めたら戻れるし、泣くのを止めたら立ち上がれる (涙のさんずいをとれば戻に、泣くのさんずいをとれば立に)》

というように、彼女の感性と洞察力が筆談によってより説得力あるものとして実際の状況と合わせて綴られています。
このほかにも、彼女の人生から浮かんできた言葉、様々な方々の言葉を記憶しているものの中から、その時に応じた形で示されたものが数々ありました。

彼女の中で熟成された言葉が、手書きで語りながら書くから余計に響くんでしょうね。



無理をすることはないですが、与えられた命を一所懸命に大事にして生きていると、何かしら必ず生まれてくるものがあるものだと、今日一日を通して思うところでした。
そして、求めていると、言葉に人に出会えるし、自分の足で動けば見つけられるものだと。


久しぶりに見上げるお月さまが神々しく感じます。
  

Posted by いこいこ at 00:26Comments(2)繋がり