2014年08月21日

「個展は自分を映す鏡」

「個展は自分を映す鏡」

11年前 北郷町の山道にあるお店にて、オーナーでもある岡元京子先生の書作品の個展を訪れたさいのお言葉。

まったく初めてお会いする先生は、私に展示されている作品の出来上がるまでの過程のお話しをしてくださった。
作品は、先生ご自身のその時の心境を綴ったお言葉、長年支えとされてきたお言葉が並んでいた。
みづよ高原にも掲示されているという’ニーバー’の祈りを書かれた作品では、一番に思いを込めた言葉であるがゆえに、筆をおろした瞬間、娘さんの瑞代さんが「お母さんトイレ」と直ぐ側で言われた為に、とっさに「なんでこんな時に」と声を荒らげたと。そして、すぐに我に返り、「私は何のためにこの言葉を書こうとしていたのか」と問い、外に出て真冬の中水を浴び,筆を取り直し書き上げたもの、とお話しくださった。
いろいろお話しくださり、個展をされる意義を初対面の私にお話しくださった。
「日常は常に変化をし、流れて行きます。このように個展をすることは、その流れを一端堰きとめて、流れを止めた川面に自分を映し、今の姿を確認するものなんです。流れていては自分の姿は見えませんからね。」と。
その時の不思議でありがたい時間が、今、この時、思い出される。

’ラインホールド・ニーバーの祈りの言葉’
神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。



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Posted by いこいこ at 01:05│Comments(0)生きること
 
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