2009年11月23日

生きるって

 
11月も下旬に差し掛かりました。

ずいぶんと間が空きました。



その間は、いろんなこころの動きがありました。
明確に、伝えられない気持ちが在ることが分りながらずるずると来てしまい、それを止めることなく来ている自分を厳しく奮い立たせることもなく。



柔軟さが少なくなったのか、意固地にも思えるところもある。
しかし、唯、単なる意固地なのか。


近頃になって自分の中で価値観のぶつかり合いが起きているのを感じ続けています。
どっちがどういいというものではなく、おそらくその2つの境界線にいる自分は、その真ん中をうまく歩めることが必要なのではないかとおもいます。
中庸なのでしょうが。難しいことですが、時間を掛けてでもやらなければなりません。


最近、努めて見る番組があります。


11月22日で最終回となった 天地人と日曜劇場の「JIN」です。
どちらも見過ごすこともあるので、ネットなどでなるべく見るようにしています。

11月8日の天地人で心に残った言葉が、2シーンでありました。

■兼続が毛利輝元に向けて
「 毛利様、何卒お心を強くお持ちくださいませ。 生きていればつらいことも、ままならぬこともございます。 されど、それらすべてに慈愛の一念を持って対することこそが、人としてのあるべき姿と存じ上げまする。さすれば、いつの日かきっと、天は良き酬いをくださいましょう。 」

■仙桃院が臨終の床で息子である上杉藩主の景勝に向けて
「 引け目に思うことはなにもない。」
「 そなたは、そなたの儀を貫き通せばそれでよい。 」



それから、日曜劇場の「JIN」の第一話より
医者の南方仁が江戸時代にタイムスリップして、現代では容易に麻酔を掛けて縫合の手術ができる怪我を麻酔が無いことにうろたえていたところ、患者の幼い息子が懸命におまじないを唱える。
「ちちんぷいぷい ちちんぷいぷい」
必死になって唱える彼を前に南方は、心の中で彼の支えとなる人に向けてかたった。

「 これまで手術を成功させてきたのは、俺の腕じゃ無かったんだよ。今まで誰かがつくって来てくれた薬や技術、設備や知識だったんだ。 そんなものを無くした俺は、痛みの少ない縫い方一つ知らないやぶだった。14年医者をやって来て俺はそんなことも知らなかった。自分はこんなにもちっぽけだとは知らなかったよ。 」




どちらの番組からも生きることの元々を考えさせられます。

何の為に今在るのか。
精一杯に生きることを、したい。
日々、僅かでもそう思い進みたい。
そう、ありたいです。




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Posted by いこいこ at 22:18│Comments(0)生きること
 
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