2009年10月25日

雨粒の落ちる先

雨粒の落ちる先

今日は、1日雨でした。
台風の影響かだいぶ強い風が吹き抜けることも。



写真は、先々週16日に訪れたフローランテ宮崎での1枚です。


今日は、久しぶりの休息でした。
力を抜くことをやらないと、心がとげとげしくなるようです。

午後、てんてんさんの所で足もみをして頂いて、
随分、身体の緊張がほぐれました。
全身を巡る血がなめらかに流れていくようですっきりしました。

今日ももんで頂く以外で、元気になることに繋がる話題や人について教えて頂きました。
■「家族の未来のために本物の食べ物と食べ方を」で講演される赤峰勝人さん
 (2009年11月15日(日) 13時から 会場:オルブライトホール)
■てんつくてんさんの映画上映(2009年11月8日(日)佐土原文化会館)

それから、若石健康法の効果について改めてお聞きしましたが、
効果を大きく生む為には、自分自身が求めて信じてやり続けることが、
大事なことのように感じました。

創設者ご自身がリュウマチを治されたお話しや、
脳性マヒの方がやり続けて歩けるようになった症例など、
一心に思ってやり続けて行うことで自然治癒力を高める効果が
より一層表われやすい場合もあることを知り驚きました。
見えない力、念の力を思いました。



先週の月曜、火曜に受けた研修の中で、
講師が随所に金子みすずさんの詩を挿入されていました。
彼女のような心をもって、視点を持って、
人と向き合う現場に臨んで欲しいとの切実な想いからでした。

挿入の中の詩より・・

  星とたんぽぽ

   青いお空のそこふかく、
   海の小石のそのように
   夜がくるまでしずんでる、
   昼のお星はめにみえぬ。
    見えぬけれどもあるんだよ、
    見えぬものでもあるんだよ。

   ちってすがれたたんぽぽの、
   かわらのすきに、だァまって、
   春のくるまでかくれてる、
   つよいその根はめにみえぬ。
    見えぬけれどもあるんだよ、
    見えぬものでもあるんだよ



見えぬけれども、見えぬものでも あるんだよ に結ばれる、彼女のこの世の中の万物によせる尊敬の念、深い愛情、無限に広がる宇宙のような大きさを感じます。
決して目に見える事だけで判断したり、目に見える事だけを信じたりすることなく、自然界に存在する粒子の1粒に至るまでの色を臭いを感じ、「気」を感じ、想像する世界を無限に広げていく。
そんな自由な心で有りたい、そう思います。

彼女が生まれた山口県長門市仙崎では、町全体で各お宅で一番好きなみすずの詩を板などに自分で書いて玄関さきに掛けているそうです。


私が好きな詩は、幾つもありますが、最初に衝撃を受けた「大漁」です。

  大漁

     朝焼小焼だ
     大漁だ
     大羽鰮の
     大漁だ。

     浜は祭りの
     ようだけど
     海のなかでは          
     何万の
     鰮のとむらい
     するだろう。
 


同じカテゴリー(生きること)の記事画像
思い知らされる❗
菅原直樹氏による「演劇で介護現場を楽しく豊かにする」体験講座&講演会 のご案内
♪きぬこさん
『海の五線譜』観劇
「ただいま」門川公演
同じカテゴリー(生きること)の記事
 思い知らされる❗ (2018-02-18 15:31)
 天空の城ラピュタ 最後の言葉 (2017-02-21 02:16)
 菅原直樹氏による「演劇で介護現場を楽しく豊かにする」体験講座&講演会 のご案内 (2016-07-22 00:19)
 ♪きぬこさん (2016-02-03 08:01)
 " Freedom of mind " (2016-01-10 13:12)
 『海の五線譜』観劇 (2015-11-28 23:58)

Posted by いこいこ at 19:23│Comments(2)生きること
この記事へのコメント
金子みすゞさんの詩でまず思い出すのが、
この「星とたんぽぽ」なのですが、
彼女の言葉には、声にして初めて気付くリズムや心地よさがありますね。

机に向かって考えていては、きっと生まれてこない、
眼前の空や荒涼とした風景すら浮かびます。

さて、我が家の季節は、まず食卓から。

ふと思いつき、実家からむかごを送ってもらいました。
晩秋の山のご馳走といったところでしょうか。
遠くにいて、古里の山野を思う、
これもまた故郷の愛し方のひとつなのかも知れません。

案の定、都会生まれの奥さんは、むかごそのものを知りませんでしたが。
Posted by あずさん at 2009年10月27日 11:37
■あずさんへ
 ありがとうございます。

11月になり、今年もあと60日になりましたね。
早い、ということをつい口にすることも増えたようにあります。
そんな時は、ゆっくり歩いていいときも何故か走っていたりしているんでしょうね。どんな時代になっても訪れる季節。その土地の風物に心が動くことは、少し、歩みをゆるめることにもなりますね。
Posted by いこいこいこいこ at 2009年11月02日 19:57
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
雨粒の落ちる先
    コメント(2)