2010年03月23日
彼方に

久しぶりになりました。
日付が変わって3月23日。
旧暦2月8日。
時間を曜日を月日を気がつけば、こんなに・・・、と思うような数週間でした。
晴れと雨と雷と雪が交互に訪れるような気持の浮き沈みもありました。
肉体の疲れをできる限りほぐして、心の疲れに響かないようにしながらでした。そこに意識がある分、そこまで一杯一杯ではなかったかなーーという感じです。
一昨日の21日(日)の夕方、お彼岸でもあり、久しぶりに父の墓参りに行きました。
美術館に車を停め、歩いて行ったのですが、墓前に手を合わせて帰る道、西の空に目が留まりました。
上空から白い尾を伸ばして落ちてくる物体。飛行機とは明らかに違う動き、しばらく見てますと、だんだんと西の彼方に消えて行きました。
ふっと、頂上に目を移すとまだ輝き出す前の三日月の白い姿が。

しばらく歩いていますと、赤々と今日の最後の輝きで精一杯地上を照らす夕日が目前に飛び込んできました。しばし、佇み見入っていました。
すると、先ほどの物体が降りてきた方向より、今度は2つの物体が同じように白い尾を揺らしながら、夕日の方角に向かって落ちてくる姿が映りました。

美術館の周りの桜もずいぶん色づき始め、人々の笑い声も響いています。
春が起こる日、空の動きにも、木々の枝にも、鳥のさえずりにも敏感に反応して今在るこの時を、味わっていました。