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Posted by みやchan運営事務局 at

2009年12月14日

変らずに


師走となって2週間がたちました。
12月14日
旧暦10月28日

色々と考えること感じることがありすぎて、頭を休めることもままならない状況でした。

いつよりは寒さが感じにくい初冬です。

写真は、1週間前に夕暮れを迎えた平和の塔です。




先日、5日の日に行きましたコンサートに行きましたが、久しぶりに感情の高ぶりを覚える一時を味わいました。
マイノリティオーケストラという若い女性5人のグループです。
5人にももちゃんという高校1年生の女の子も唄で加わってのものでした。
唯単に、にぎやかで元気のいいバンドなのかなーと思いながら演奏を聴いていました。
途中、リーダーの小春さんの乗りのいいしゃべりが伝わってこないことも有りながら、徐々に彼女たちのなんとも言えない、魅力を秘めた演奏と歌声に聞きって行きました。


ラストの曲を迎えた時、それまでとぎれのないしゃべりをしていた小春さんの口調がゆっくりとなり、一言一言かみしめるように話し出しました。
これから、演奏する曲の説明として。
ビクトル・ハラという一人のシンガーソングライターの曲。

30年前の南米チリでのこと、当時クーデターによって軍事政権成立。その政権に反旗をひるがえす人民と一緒にビクトル・ハラは抗議を続けた。間もなくして彼は、チリ・スタジアムに連行された。連行されても尚、多くの市民を励まそうと革命歌ベンセレーモスを歌った。すると「二度とギターを弾けないように」と両手を撃ち砕かれた。それでも止めずに今度は手拍子で彼は歌い続けた。、頭に来た軍は、とうとう最後は彼の喉をめがけて一斉に銃を乱射し、ハラは、虐殺された。

震えながら、絞り出すように小春さんが話す言葉に、私自身、段々と目頭から全身に至るまで熱くなってきました。
「ハラのようになるなど容易に言えないが、私も音楽で人を元気にすることを続けて行きたいです。」と

時代に迎合しない、何時の時代、場所、どんな人にもすーっとはいって行ける曲を彼女達は奏でているんだなー、とラストの曲を聴きながら思いました。大きな幹をもってやっている彼女たちの姿は、曲に乗せて元気を沢山貰いました。



気持ちのいい久しぶりの熱くなる夜でした。
  

Posted by いこいこ at 22:53Comments(0)生きること